【読書】頭と体を使って小さな仕事を自分で作る「ナリワイ(生業)をつくる」を読みました。
昔、みんなは専業の他にいろいろな生業(ナリワイ)を持っていたー
こんにちは。てこちゅんです。
退職日から2週間たちましたが会社からの離職票がまだ届きません。 ただいま問い合わせ中。はよハロワに行って手続き進めたいのに離職票がないと始まりませんからね…
やっと読み終わりました。
伊藤洋志さんの「ナリワイをつくる 人生を盗まれない生き方」。
とても読みやすいんだけど本を読む時間がとれてなかったなと反省。
スマホを見る時間が多いんですよね、無駄に。ファッションサイト見たりツイッター見たりが本当に多い。もう少し減らしていこう。
で、こちらの本はですね。伊藤さんが実体験を持って実践している生業(ナリワイ)について書かれています。
現代社会の消費を強要したり年収の高い低いに左右される風潮を気にしないで、自給力を高めることで自信をつけ、自分の支出を見直して足るを知ろう、という考え方を提案しています。
ナリワイの考え方の真髄の一つは、稼がなきゃ稼がなきゃと外部の環境に振り回されるより、自分の生活をつくる能力を磨き、それをちょっと仕事にしてしまうほうが確実ではないか、ということなのである。
100の仕事を持つという意味の百姓という言葉があるように、もともと大多数の日本人は一つの仕事じゃなくて複数の仕事を持っていた。村では、農業はもちろん、石垣を作れる石屋、藍染をする紺屋、大工、陶工、野鍛冶屋など、多様な仕事を各自が受け持っていたし、春だけ養蜂をやる、冬は藁細工をつくる、杜氏になって酒蔵に出稼ぎする、といった具合に、一人がいくつもの仕事を持つことは当たり前のことだった。
各自が複数の小さな生業を持つ働き方から高度経済成長期で大きな規模のビジネスに取り組むよう、みんなが企業に会社員として属する仕組みに変わっていって今にいたるんですね。
分業化、専業化が進んでいくことで家を建てるにも修繕するのにも専門の方に頼んでお金を消費し経済が回る。もしその技術が自分にあったらお金もかからないし自分で好きにできて楽しいだろうなぁ。
生きる知恵が身につけられたら究極会社に勤めなくても田舎で家借りて綺麗にして、石窯をつくってパンを焼いて、できたパンをご近所におすそ分けしておいしいコーヒーを一緒に飲む。ご近所さんの仕事をお手伝いして現物支給でお野菜をいただいたりしてさ、そんな生活も楽しそうじゃないかと思うようになりました。
人間、生き方はもっとシンプルでいいのかもしれないね。
複雑にして、生きにくくしているのは自分自身なのかもしれない。
ナリワイとは、自分の頭と体を使って自分で生み出す。生活のどこかにナリワイの種があるはず、私にしか見つけられないものもあるかもしれない。やることで自分の自給度が上がることで自分の自信にもつながる。
ナリワイ10か条
- やると自分の生活が充実する
- お客さんをサービスに依存させない
- 自力で考え、生活をつくれる人を増やす
- 個人ではじめられる
- 家賃などの固定費に追われない方がよい
- 提供する人、される人が仲良くなれる
- 専業じゃないことで、専業より本質的なことができる
- 実感が持てる
- 頑張って売上を増やさない
- 自分自身が熱望するものをつくる
伊藤さん自身もいろいろは複業をされていますがなかでも床張り人(yukahatterというらしい)を増やすための床張りワークショップを各所で開催しています。
「床さえ張れれば家には困らない」が合言葉にワークショップで床張り素人を生み出しているそうです。
実際、日本の空き家率は13.1%、賃貸用住宅の空き室率は18.9%もあり、多い県では20~30%も超えているところもあるそう。
不動産の価値というのは雰囲気料もだいぶ含まれていて、湿気で床が腐ってダメになってしまい、雰囲気が荒んでしまう。床張りをすれば、また景観がよくなり住みやすい住居になるかもしれない。そしてもし自力で床が張れれば数十万円は浮かすことができる。
床張りワークショップに来た人は床張りの技術を覚えることができ、依頼主は住居の床が新しくなって感謝してくれるしいいことだらけ!
「俺床張りできるよ!」なんて言われたらグッとくるじゃないですか。
もし私が「床張りなんて簡単よ」なんて言えたらサバイバル女子みたいでカッコ良いじゃないですか。生活力ありすぎて惚れませんか。
ということで、次回東京で開催される際にはぜひ参加したいと思います!
そんな伊藤洋志さんの全国床張り協会のサイトはこちら!
私もナリワイを作れるように思考を傾けようと思います♪
なんだかワクワクしてきますね。