【お水】泥臭くても生きる。-私がお水の仕事で学んだこと。これからのこと。
私はもう自分の心と誇りを切り売りしない。
こんにちは、なたりー(@earlgreyteco)です。
連日のゲリラ豪雨の中、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。ああこれを書いている今も雷がゴロゴロいってます。
昨日は映画の日だったので母と放映中のターザンを観てきました。
あんな貴公子のターザンってありなの~?と思いながらジャングルの大自然と躍動感など映像美に見入ってました。胸筋すごかったなターザン。
えっと、今回はあまり書くことがなかった水商売について書きました。
学生の頃からこのお仕事をしていたのでいろんな経験をしました。経済的に支えてもらえった時期もあるので、この仕事を否定はしません。一個人の意見ですので、さらっと読んでいただければと思います。
続きからどうぞ。
私のナイトジョブの流転記録
スナック→ガールズバー→クラブ→キャバクラです。
私がお水の仕事をしたキッカケ。「短時間・高時給」
大学生の頃、当時はダンスに明け暮れていていました。
講義を受けて、サークルに出て、レッスンに通って…なかなかお昼間はバイトをする時間が取れず、なんとか短時間で高時給のバイトはないかな?と思いバイトの求人で見つけた家から少し離れたところのスナックで働くことに。
当時はキャバクラへの抵抗が強くモデルみたいなべっぴんさんがやるべきものだと思っていました。
でも働いてみて感じたのは、お顔立ちというのはある程度普通であれば問題はなくって、要は人柄なんだよな~と思います。
若さが通用するのは期間限定、美人さんはいくらでも通用すると思います(笑
長く続けた理由は柔軟に働けたことと、お客さんと女の子から学ぶことが多かったから
私は、最初に勤めた場末のスナックが女の子同士もお客さん同士も色恋もなく友達みたいに仲が良くて居心地が良かったので長く勤めることができました。
お酒を飲みながらいろんな職業、役職の方と話ができて勉強になり、面白い仕事だと感じました。
あと働く女の子も頑張り屋さんが多くて話していて面白かった。
シングルマザー、モデルの卵、起業資金を貯めるため、留学準備のため…
いろんな環境の女の子たちがお金を必要として頑張って働いているので、私はこのお仕事をしている頑張り屋の女の子たちが好きです。
銀座や新橋の高級クラブや料亭のお座敷で働いていたお姉さまもいらっしゃったので、接客や気遣い、トークに関してもとても勉強になりました。
私は周りを見て学び、真似るスキルはあったので、お店で吸収できたことは多いと思います。本当に感謝しています。
一度お水の仕事は接客などを覚えてしまえばたいていの店でやっていけるので、突然会社からクビを言い渡されて翌月無職になってしまったときも、なんとかお水の仕事で食いつなぐことができました。
これは夢を売る仕事。少しずつすり減る自分の心とプライド
常々感じていたのはお水はお客様に夢を売る仕事だということ。これはキャバクラに勤めていたときにとても強く感じました。
昼間は会社で、真面目に働いている人がハメを外してエッチな会話をしたりいろんなことを話して気分を発散させて帰るための場所。そしてまた日常に戻る。
いつもとは違った自分を出せる非日常を過ごせる場所で、悪い言い方をすると掃き溜めなんだと。
そしてお客さんが吐き出したストレスを受け取って、女の子たちは高いお給料を受け取ります。
そんなにたくさんはいなかったけど、お水の仕事で働く女性を馬鹿にしないと気が済まない男性にも出会いました。働く女の子はそんな目に遭ってもその場は自分を押し殺して笑い、でも少しずつ傷ついて。
中には完全に割り切ってそんな暴言吐かれても気にしない強い女の子もいましたが、私は結構真に受けてしまうタイプだったので、やはりこのお仕事には向いていなかったのだと思います。
自分の両親よりも年齢が上の男性から恋愛対象として見られて求められることもありましたし、本当に世の中にはいろんなタイプの男性がいることを知りました。
泥臭くてもいい。もらえるお金が少なくてもいいから、自分のこれからにつながる仕事をしたい
短時間で高時給。私はこのお仕事に何度も経済的に助けてもらいました。学べたこともたくさんあって感謝してます。
生活のためにこの仕事をしていたけど、そろそろ人生の大事な時間を今後につながることのために使いたい。
たとえ安い給与でもいい、お水の仕事より大変かもしれないけど、それでもいい。
自分の可能性を試して少しでも成長したい。
私はたぶん、目先のお金に気を取られてお水で稼いで、人生にとって成長できる貴重なチャンスを逃していたのではないかと考えるようになりました。
今からでも遅くない。ちゃんと辞めて、戻らない決意をしよう。
職業訓練で学んで自分の選択肢の幅が広がったこと。これからに活かしていきたい
私は嘘がつけない性格で。大好きな人がいて、その人以外に求められて「好き」と答えるのがとても苦痛でした。やっぱりこの夢を売る仕事は私には向いていない。
まだ不明確で人に言うのも恥ずかしい段階だけど、私は自分で仕事を作れる人になりたい。まだまだ自分が向かう方向を探している途中だけど、もうお水の仕事には頼りたくない。
もしお金に困っていてこれからお水の仕事をしてみようか迷っている方がいたのなら、あまりお勧めはしませんが一度やってみてから決めてもいいと思います。
世の中には本当にいろんな方がいます。お金を払えば客は何をしても良いと言う方や、お金であなたを買おうとする人もいるかもしれません。
そして短時間で稼げてしまうことが当たり前になってしまうと他の仕事に就くことが馬鹿馬鹿しく思えてきてしまうのです。中には悲しいかな、ホストに貢いでお水のバイトでは足りない足りないと言って風俗で働きだした女の子*1もいました。金銭感覚が変わってしまう、お金は人を狂わせることもあることも覚えていないといけません。
そういうこともひっくるめて一時の社会勉強と割り切れるならば、やってもいいのかなと思います。
お水の世界で働く子は、器量がよく、よく気がついて、人を受け入れることができる気さくな子が多いです。お昼の仕事も一生懸命されてる方ばかりです。
出会った女の子の中で、本当に天性で人を喜ばせることが得意な方もいました。そういう方はずっと続けていけると思います。
でも、働いていて「私のいる場所はここじゃない」とストレスを感じるのであれば、やはりどこかで行動して、決別すべきなんです。
違う場所で花開くはずの才能がどんどん咲き遅れてしまう。その前に退路を断たないと。私にとっては、それが今。
私はこの仕事を完全に辞めるつもりで自戒を込めてこれを書いていますが、もしお水のお仕事されている方で、もう仕事を上がって違う職に就きたいけど自分にはスキルがないと悩んでいる方がいたら求職者支援訓練に通うことを提案します。
受講できるコースも多いですし、条件をクリアすれば給付金をもらいながら通うことも可能です。
何より新しい知識・技術を学ぶことで自分の可能性が広がることを感じられます。
誰かの背中を押せたらいいな、と思いつつまだスタートラインに立ってもいませんが私も頑張ります!
それでは。