【13年経っても胸きゅん】かつてニチアサを観てた少女達へ、明日のナージャの傑作スペイン・グラナダ編でときめこう
こんにちは、なたりー(@earlgreyteco)です。
みなさんアニメは好きですか?私は大好きです。
兄がガンダムやエヴァが大好きだった影響もあって自分もたくさん兄の隣で観ていました。
彼氏彼女の事情、シャーマンキング、少女革命ウテナ、ラーゼフォン、らんま1/2、地獄先生ぬ~べ~、神風怪盗ジャンヌ、、私の人格に大きな影響を与えてます…
みなさんはニチアサはご存知でしょうか?
ニチアサとは、テレビ朝日の日曜日の朝に放映されるアニメ、特撮番組を指す。ファンの中にはテレビ東京等の日曜朝のアニメを含める場合もある。
戦隊モノ、仮面ライダー、プリキュアなどですね。小学生のころはよく早起きして観ていたものです。今は全然観ていません。ダメな大人なので観れる時間に起きられません。
13年前に放送された「明日のナージャ」を覚えていますか?
今回は今でいうプリキュアの魔法少女枠に放送されていた明日のナージャファンの中では傑作と呼ばれる回、スペインのグラナダ編「フランシスの向こう側」の回についてフォーカス。
放送されたのは2003年の8月。え、もう13年も経つの…!?
当時中学生だった私も25歳です。そりゃそれくらい時間も経ちますよね…ちょっと時の流れの速さに中身が追い付いてないことを実感してダメージが…。
でも、色褪せません。ナージャ最高です。少女漫画を読んでいた女性に観ていただきたい回です。ぜひこの回が入ったDVDだけでも買って観る価値はありますよ。
続きからどうぞ~!
女の子は、魔法少女と共に大人になる
引用:http://renote.jp/articles/148
特に女の子ともなると今のプリキュアシリーズにあたる魔法少女枠を毎週日曜日に観ていたのではないでしょうか。
私が小学生のときにはおジャ魔女どれみ(原作:東堂いづみさん)という作品が放送されてました。
ひょんなことから魔法使いになっちゃって魔法使いの試験を受けたりお友達も魔法使いになったりクラスのトラブル解決したりお店で商売してみたり…
試練や衝突も乗り越えていくおジャ魔女たちを観て自分もどれみちゃんたちと成長していたように思います。
明日のナージャとは?明るくひたむきに生きるナージャが世界中を旅して成長しお母さんを探すお話
中学生の頃は明日のナージャがとっても大好きでした。
こちらも原作は東堂いづみさん。孤児院出身の主人公ナージャがひょんなことからダンデライオン一座という旅芸人団体に踊り子として加わり世界中を旅しながら母親を探す、というストーリーです。おジャ魔女とは違い魔法は一切出てきません。
「お母さんに会いたい」
その一心で頑張る明るくひたむきなナージャに、彼女に出会う人みんなが勇気づけられていきます。
そんでもって貴族のご子息(イケメン)に見初められたり、怪盗をしているその双子の兄弟(イケメン)とデートしたり、旅芸人仲間の男の子に好かれたり、訪れた土地の男の子に惚れられるパターンが多い。色恋話も多め。
今思い返してみるとハーレクイン小説(女性向けの恋愛小説。貴族や公爵などと恋愛して幸せになるお話がほとんど)の若い子向けな感じがします。
ナージャを観て育った私は大人になってハーレクイン小説にどハマりしましたよ。。。
ニチアサといえば小学生くらいの子が観る時間帯ではありましたが明日のナージャは貧富の差、地位と権力、恋愛、嫉妬などいろんなテーマを扱っていたので少々大人向けな作品だったと思います。
実はナージャは公爵家の血筋で母とは訳があって離れ離れになり、物語の後半になると同じ孤児院だったローズマリーという親友がナージャに嫉妬し彼女に成り代わって自分がプリンセスになると言い出し泥沼展開になるのです。
日曜日の朝とは思えないほどのドロドロ加減だったのを覚えています(笑)
伝説のスペインーグラナダ編は一見の価値あり
ファンの間で伝説のグラナダ編と呼ばれるスペインでの話はストーリーも大人向け。
ダンデライオン一座がスペインを訪れ、公演でナージャはフラメンコを踊ることに。
闘牛士ホセとその元恋人で元フラメンコダンサーのカルメンと出会います。
この二人の関係性をそばで見るナージャが人には光があれば影がある、そんな人間性を学んで踊りにも深みが増します。
地位と名声、愛情と憎しみ、大人の恋愛っす~…。
明日のナージャ 第26話「フランシスの向こう側」は傑作。
なかでも傑作の26話、「フランシスの向こう側」。
グラナダで散歩をしていたらスリに遭遇し大事なブローチを盗まれてしまったナージャ、偶然助けてくれたのはピンチを救ってくれた貴族のフランシスかと思いきや…?
ナージャが好きなフランシスという王子様にはキースという双子の兄弟がいて、彼は黒バラと呼ばれ盗んだ物を貧しい人に分け与える鼠小僧のような怪盗です。
この日ナージャを助けてくれたのはフランシスではなくキース。
ナージャはフランシスだと思って接していたけどだんだんといつもの彼とは違うことに気付く。その面を見てもあなたが好きと告白するナージャ。
いつもは元気印がトレードマークのナージャですが今回は恋をする女性の表情が多め。
見どころはアルハンブラ宮殿内のカット、音楽、演出が秀逸です。
二人はアルハンブラ宮殿を周りながら、お互いのことを話します。
このアルハンブラ宮殿内のカットが豊富で非常に美しく、感動。演出もきめ細やか。
演出を担当しているのは細田守監督。
細田さんはナージゃのOP・EDも担当されていますが本当に細かいところまで気をつかってキャラクターたちの個性や物語の世界観をふくらませてくれると思います。
夏真っ盛りのスペイン、青い空と光と影の描写が特徴的。
いたるカットでそれを感じることができます。
おそらくキースというキャラクターの二面性を表現しているのでしょう。フランシスとしてナージャに接する自分と怪盗黒バラとしての自分。
途中、ドビュッシーの月の光が流れます。画との合わせ方がとてもセンスフルです。
こちらは宮殿内の噴水前でトマトを食べながら会話をするシーン。
水しぶきが反射する演出がナージャの心の高まりを表現していてドラマチック。
斎賀みつきさんが一人二役でフランシスとキースを演じているのですがイケメンボイス過ぎて心が奪われてしまいます…。
この後また胸がきゅーんとなる展開になるのですがそれは観てのお楽しみ、ということで。
演出・演技ともに最高の作品をあなたの目で確かめてみて
本当に他にもたくさんの素敵なカットが26話には盛り込まれているので紹介したいのですが…かつて明日のナージャを観ていた方たちにぜひともDVD7巻を購入してチェックしていただきたい!
年を重ねた今、これを観たらきっとキースに胸きゅんですよ!
ちなみに私はこの回を観て大学の卒業旅行にスペインに行き、グラナダのアルハンブラ宮殿を周りました。聖地巡礼…
このDVD 7巻を買うかどうか悩んで渋谷のツタヤで2回も借りて何度もリピート再生しても「飽きないわぁ…^p^」と思ったので購入しました。グラナダ編最高です…。
そんな感じで今回は大好きな明日のナージャ、グラナダ編についてでした!
DVD BOXも発売されてたんですね、全話観たくなってしまった…!