TIME TO MOVE ON!

会社をクビになったなたりー(25)が求職者支援訓練行ったり、バイトしたり、就職活動したりといろいろやってみる奮闘記。

【お葬式】初めての葬儀。祖母が亡くなって母と二人三脚で取り組みました。

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笑顔で送ることができて良かったです。

喪主である母を支えることができてよかった。そして母の背中を見て学ぶことができました。

 

みなさんこんにちは、なたりーです。

このたび、6月24日に母方の祖母が亡くなり葬式をとり行いました。

近い身内が亡くなるのは初めてのことでいろいろ手探りでドタバタしていましたが自分用のメモとして投稿しておこうと思います。

 

享年83歳の祖母。老年性白血病。

求職者支援訓練を辞め、仕事に打ち込もうとした矢先、老年性の白血病にかかっていた祖母の容体が急変し急いで地元仙台へ行きました。

83歳と高齢で3年ほど前から「いつどうなってもおかしくない」と医師の先生から言われていたため、母も私も覚悟はしていました。

 

亡くなる4日ほど前にお見舞いと祖母の荷物の整理をするために帰省しました。

祖母はもともとちゃきちゃきした性格で、とても明るくポジティブな人でした。

それが今年に入って脳しんとうを起こして倒れてしまってから、ぼーっとしていることが多くなり亡くなる前に会ったときは私のことも、母のことも覚えていない様子でした。

でもお見舞いに来てくれたことが嬉しいようで精一杯目を開けて手を広げて「ありがとう!またね~!」と挨拶してくれて、サービス精神旺盛なところはまったく変わりませんでした。

 

できる治療はしてきたのでこれ以上の治療は祖母の体に負担になることも考え、祖母の最期を看取る方向になり、病院を転院することになりました。

転院が済んだ翌日、病院から祖母が呼吸困難になり亡くなった知らせを受けました。

おそらく転院が体の負担になったと思われます。

残念ですが、遅かれ早かれ迎えることだと覚悟していたので、いつもこれが最後のお別れになるかもしれないと思って接してきた私も母も後悔はありませんでした。

お葬式ってどこでやればいいの?条件は福祉葬で行えるところ

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故人を送る準備をしなければ、ということで葬儀を行う典礼に連絡。

私たちは、生前祖母がお世話になっていたケアホームの代表の方から教えてもらった典礼会館グループさんに頼むことにしました。全国160か所にあるそうです。

私たちは当日の依頼だったので複数ある宮城県仙台市内の会館の苦竹というところの典礼会館でお通夜を行いました。

朝亡くなった病院にいる祖母の体を昼頃には会館に運んでもらえました。

私と母が新幹線で東京→仙台に到着して病院で祖母と会ってから運んでもらうようお願いしたので、連絡して近いところであれば1時間ほどで運んでいただけるとのことでした。とても迅速な対応。

 

うちの祖母は生活保護を受けてましたので、もし亡くなった場合には区の生活保護課より福祉相であれば葬儀の費用を払ってもらえるとのことでした。

福祉葬(ふくしそう)は、生活保護法第18条[1]に基づき、生活保護を受けている世帯の一員が亡くなり、その葬儀費用を出すことができない場合、自治体からの葬祭扶助の範囲内で執り行われる葬儀のことである。生活保護葬、民生葬と呼ぶ場合もある。ただし、政教分離原則から自治体が宗教行事を行うわけにはいかないので、本来の葬祭扶助は、「直葬」「火葬」のみであって、宗教的な形を踏んだ「葬儀」というのは正しくないという見方もある。

福祉葬 - Wikipedia

・宗教を介入させないこと

・葬儀費用を20万円以下に抑えること

上記を満たせば保護課より承認が下りるようです。

典礼会館の担当された方に事情を話して福祉葬で行ってほしいとお願いしたら、その予算内で収めて生活保護課の方とやり取りしてくれるとのことでした。

なので立替て先に遺族が払うということはなく、負担が少なくて済みました。ありがたいことです…。

 

「福祉葬で頼むとヒドいところだとプレハブみたいなところでやる業者もいるらしい」と噂を聞いた母は祖母が生前のころから典礼選びを心配していて、当日典礼会館さんに電話をした際にもすごくテンパってるし不安だしでいろいろ担当者さんに問い詰めて聞いてましたがとても丁寧に対応してくださって私たちも安心してお願いすることができました。本当に感謝です。ありがとう●●さん…担当してくれたのがあなたで良かった!

 

典礼会館さん、すごい…!ホテルみたいなところでした

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<葬儀のスケジュール>

当日:前通夜(典礼会館に泊まる)

翌日:本通夜(典礼会館に泊まる)

翌々日:納棺、出棺、火葬 

→終了、納骨(墓園へ行って納骨)

 

故人が亡くなった当日は会館に遺体を運び、前通夜として遺体を綺麗にして(体を綺麗にして腐食を遅くするためドライアイスで冷やし化粧を施す)お布団に寝かして安置してもらいました。

おばあちゃん、寝てるみたいに穏やかな表情をしていて、声をかけたら起きて「なっちゃん」と呼んでくれそうな気さえしました。

そして運んでいただいた会館なんですが、広い和室が一部屋と、キッチンとユニットバスがあって新築のマンションみたいにすっごく綺麗でした…お布団もTVもあるしアメニティなどもしっかりしていて今住んでる我が家よりもキレイすぎて泣けた…

 

葬儀は身内だけ呼ぶ形にして、ゆっくり過ごすことができました。

あまりにいろんな方が来てしまうと喪主である母が対応しきれず疲れてしまうし、祖母は学会に入っていてそのため身内とも疎遠になっていたから親族の意向もありました。

祖母の兄弟が来て線香をあげてくれて、たくさん祖母の話をすることができて彼女はみんなに好かれていたのだと感じることができました。

 

前通夜は本通夜や出棺、火葬までのスケジュールの確認と必要なもの(お花など)の確認などを行いました。

 

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 棺桶の中に入れるお花、これで9000円ほどでした。大ぶりで綺麗な色合いで飾れてよかったです。

その他、生前愛用していた物、手紙、など入れることができました。(金属はNGとのこと)

納棺の日は、みんなでご焼香して、棺桶に蓋をして、出棺。

近くの火葬場で、また最後の挨拶をして、火葬へ。

遺体を焼き終えたら、骨を拾って、骨壺に納める。

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お骨は、祖母が生前に購入していた墓園へ運び納骨を行いました。

墓石に故人の名前を入れるのもお金がかかるので、また後日行う予定です。

親戚たちも、祖母と同年代がほとんどで高齢なので自分の最期の準備をしておかなくてはと口々に言っていました。

あと典礼会館さんのサービスが非常に丁寧で誠実で非常に満足していました。

私と母も、安心して任せることができたしわからないことは聞くことができたので良かったです。

今回の私たちのケースが参考になればと思います。

www.tenreikaikan.com

おまけ:荷物の処分時の費用も生活保護課が負担してくれる!?

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祖母はケアホームに入っていました。

着物の販売をしていたので自身もたくさんの着物が洋服が多くたくさんの荷物があり、病院の先生から「もう末期の状態で、ケアホームの生活には戻れないだろう」と言われて荷物の整理をすることになりました。

生活保護課の方に問い合わせたところ、保護を受けている方が生前に荷物を処分する際にかかった費用は保護課が支払いを負担することができる。とのことでした。

生前に、というのが優しくないなぁ…とも思うのですが最低限必要な荷物は残して業者さんに依頼して処分することにしました。

費用は合計して14万円ほど。もしかしたら高額かもしれませんが保護課が支払ってくれるし、業者⇆保護課のやり取りになるので支払いを立て替える必要もなかったので助かりました。

生活保護を受けている方、生活保護を受けている方が親族がいらっしゃる方、ご参考までに。。。

母は立派でした。

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初めての葬儀ということでドタバタしたり口論したりもしながら喪主である母協力してやり遂げることができてよかったです。

母は立派でした。この1週間気丈に振る舞い、ちゃんと祖母を送り出して素晴らしい娘だと思います。

唯一彼女が涙したのは、棺桶の中に入れる祖母に宛てた手紙を書いているときだけでした。本当にがんばったね。

私はといえば徹底して母のサポートをしていただけなので母が頑張る姿を見て勉強させてもらいました。

母は旅行が大好きで国外・国内もいろいろ行っていました。

祖母の病状のことでここ3年ほどは遠出を控えていたので、これを機にいっぱい一緒に旅行して楽しませてあげたいなと思います。

 

私はといえば、最近まで勤めていたベンチャー企業の仕事のストレスのせいか頭に10円ハゲができましたw新しい職を探しつつ、早く髪の毛が生えるようがんばります…

それでは、また!